地元の旅(ジモタビ)のススメ 岡山市東区から日生港までのバスと電車の旅

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岡山市東区の自宅から、車で1時間で到着する備前市日生町。
岡山県と兵庫県の県境の町です。

日生は、牡蠣の養殖が盛んで沖にはたくさんのカキ養殖のための筏があります。
牡蠣の採れる11月~3月頃には多くの人で賑わう町。
たくさんの生き物の住処として「里海」を守り育てている町でもあります。

日生諸島の頭島で行われている「かしらじまストライプマルシェ」と、島内の散策が目的。
出店店舗のパン屋「オぷスト」や、岡山県産ワイン「TETTA」を目指し、島に向かいます。

今日一日のテーマは「面白おかしく。無駄とも思える時間の使い方をする日」に決めました。
まず移動手段を電車に乗って移動のつもりだったのを、
路面バスと電車を乗り継いで向かうことにして見ました。

8時58分 バス待ち。
路線バスの利用、初めて。

「もう既に暑い。暑すぎる。」ついでに、タオルも帽子も忘れてしまった。
屋根のあるバス停だといいのですが、ここは野ざらしのベンチが一つだけ。

待つこと5分。
乗ったら切符?乗車証明?を取り、さっそうとバスに乗り込む。
(さも、いつも乗っています。みたいな顔をして)

そして驚いたのは、何度通ったかわからないよく知ったこの道ですら、
知らない道だと思えるほどに違和感を感じます。
強烈に「旅にきたー!!」と思った瞬間です。

グーグル先生によると、
備前市香登(かがと)までのバスの旅(約30分)
見つけたことや感じたことを紹介したいと思います。

 

宇野バスは、車内用の無料Wifiが飛んでいました!
SSIDにナンバープレートが入っているのでバス毎の様子。
パスワードは「宇野バスGO!」

パスワードのセンスでちょっぴり?宇野バス好きになりました。
バスの後ろを車でついて走ったら無料でwifi使えそうです!(危ないし、ダメですが)

 

次々と知らない情報が飛び込んで来ます。
普段は、目的地に着いてからが本番だと思っているのかもしれません。

「帰るまでが遠足」とよく言いますが、
「目的地につく移動の間も遠足(旅)」にした方が絶対楽しい。

そんなことを考えながら、気がついたら一級河川「吉井川」通過。
通過している橋は「備前大橋」です。

バスって、バス停のたびに

次は「ひといち、ひといちです」とかって地名を読み上げてくれますね。
地名は読みにくいことが多いので助かります。
一日市で「ひといち」はなかなか読めない!

昔は、毎月1日に「市(いち)」が立ったのかな?
月に一度…だと少ないから、一日置き…かな?
それとも食料品ではなくて、備前長船の刀鍛冶の品が売ってたのかも。

 

渡り切ったら瀬戸内市。(旧 邑久郡長船町(おくぐんおさふねちょう)
地名の由来に思いを馳せつつ、バスは無関係にどんどん進みます。

このあたりに明治天皇巡幸を記念した石碑がありました。
(後で調べると、明治18年(1885年)8月7日に明治天皇巡幸の記念碑だとか)

「何だろう??」と、見ているうちに通過。写真撮れなかった。残念。
高さが5m位?の大きな石碑でした!

 

このあたりでドキドキしながら、「降りますボタン」
「次止まります」と車内放送が鳴って一安心。

あっという間に、香登駅前バス停 到着。9時26分
約30分、290円バス旅終了。


ここからは日生港に向けてJR西日本のお世話になる電車の旅です。

徒歩2分で、JR西日本 赤穂線の香登駅(無人駅)

バスの料金支払で小銭を使い切り、切符が買えない事件発生。
自動切符販売機は1000円札までしか入りません。

何かないかと散策すると、ありました!「ナンバ備前店」様

渡りに船とはこのことです。ありがとうございます!
忘れていた帽子やタオルも入手。

 

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誰もいない。
待ち時間はあと20分!暑かった。

香登駅、のどかです。
誰も電車を待っていない。暑いから?
線路もまっすぐ!

 

電車が到着して乗り込むとなんとそこは・・・!

冷房がガンガンに効いた天国

見知らぬ駅ばかりの山越え。
トンネルが多い路線でした。
日生駅は海の真ん前ですもんね。

 

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そうごは(寒河)いりは(伊里)と書きますよ!これも読めませんね。

電車に乗ってから写真が少ないのは、天国に浸っていたから。

ぼんやり外を眺めて景色の移り変わりを眺めていました。

 

地元の旅(ジモタビ)について

この2時間の移動を「旅」といっていいのかよくわかりません。
でも、ワクワクして楽しかった。だから地元の旅(ジモタビ)と名付けてみた。

旅ってなんじゃろな?と考えてみたら。
「移動も楽しい」、「移動効率は悪い」、「過程が旅」、「目的地からが本番ではない」
などが思い浮かびました。

移動そのものまでもが楽しいのが旅。
目的地ついてからはセカンドステージ。
そう思えるジモタビでした。

長くなったので、移動編はここまで。
目的地到着後編は次のエントリーで!

そこでもきっと「ジモタビ」の楽しさがみつかるはず。

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備前市の定期船「のりなはーれ」後ろの山にもご注目!

読んでいただいてありがとうございます。

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風来記 岡山/備後地方から「地名」とそこにある文化・歴史・生活を綴る