「夢は何ですか?」と尋ねられたら、なんて答えますか?
やりたいことや、なりたいもの。いろいろあると思います。
夢について考えるにはぴったりの本があります。
1歳から100歳までの100人に夢を尋ねた本でもあります。
「1歳はペンをもって紙の上を動かした、落書き風」
「71歳のおじいちゃんは「くるくるジャパン」自転車で日本を5周回ったという」
「100歳のおばあちゃんは『思わず 知らず 年が経った』と語る」
縦22cm 横18cm 厚さ2.4cmの本。
ページを開いた片側にその人の写真が載っていて、反対側には夢が書いてあります。
それぞれの年齢別のいろいろな人が語る夢。
その一つ一つも面白く興味深いけれど、僕には共通点が見えてきた。
それは生きること。
遠い未来を語る人、イマココをがんばると決めた人。二十歳になるまでに見つけたい人。
みんな生きることを夢にしていた。
その上で、何かできればいいって語ってる。
学校で見たビデオでは、
「生きているだけで人の役に立っているんだね。」
と言っていました。
そして私は、生きているだけで役に立っているのなら一生けん命生きようと思いました。
これが夢かは分かりませんが、今の私の思いです。仕事にまつわる夢は、これから考えて行こうと思います。同本 13歳「学校で見たビデオ」より一部引用
言葉の使い方でひとつだけ気になる。
「役に立つ」って言葉自体に、何かが出来なければいけないような言葉の様に思う。
だから僕は、「意味がある」と言い換えたい。
たとえば先ほどの100歳のおばあちゃん。「今はひ孫の成長が楽しみ。それを自分の歳を忘れて思う」と話す。
ひ孫の存在は、おばあちゃんにとって意味がある。
自分の年齢、父親母親の年齢。子供。友人の年齢。
100人分の夢が詰まった本です。
2006年発売の古い本ですが、大切にしている本なので紹介しました。
もし、この本を読んで好きになった方。
いらっしゃったら取材させてください。
こうして本を読むだけではなく、身の回りに居る人でこの本が作りたいのです。
何かが語れなくていい。WEBに上げられなくていい。
一緒に作って印刷して保管する。それでも十分楽しいと思うのです。
もちろん希望があればブログにもそんなページ作りたい。
これが僕の夢です。